Kデスクトップ環境

章 1. はじめに

ディスクナビゲータは、Kパネルメニューから開始して、ファイルシステム全体をナビゲートするシンプルなユーティリティです。Kパネルメニューから"ディスクナビゲータ"項目を選ぶと、このユーティリティが起動されます。その場合、以下の項目を持ったメニューが表示されます。

共用:

ここには、全ユーザが共用する項目が一覧表示されます。代表的な共用項目には、/ (root dir)、CD-ROM、マウント済みファイルシステム、およびリムーバブル・ディスクなどがあります。共用項目は、"オプション"メニューからエントリを選択することで、変更できます。注意:共用項目を変更できるのはスーパーユーザだけです。

個人:

ここには、ユーザ固有のファイルシステム項目が一覧表示されます。このセクションの代表的な項目には、ユーザのホーム・ディレクトリ、ユーザのデスクトップ、および頻繁にアクセスするディレクトリなどがあります。個人用項目は、"オプション"メニューからエントリを選択することで、変更できます。

最近使ったファイル:

ここには、最近アクセスした文書、アプリケーション、およびフォルダが一覧表示されます。文書やアプリケーションがアクセスされると、ペアレント・フォルダと一緒に"最近使ったファイル"セクションに入れられます。このセクションに保存するフォルダやファイルの数は、"オプション"メニューのエントリで設定できます。

オプション:

設定の指定に使用できる設定ダイアログを表示します。使用可能な設定については、「オプション」の節を参照してください。

ディスクナビゲータメニューは、ユーザ・ニーズに応じて簡単にカスタマイズできるようになっています。詳細については、「ファイルシステム・エントリの追加、変更、削除」の節を参照してください。