ディスクナビゲータメニューは、頻繁にアクセスするファイルシステム・エントリに応じて、簡単にカスタマイズできるようになっています。インストールの後、ディスクナビゲータメニューには、サンプル・エントリがいくつか入っています(ルート、ユーザのホーム、ユーザのデスクトップなど)。サンプル・エントリは、削除したり、アイコンを変更したりできます。
また新しいエントリの追加なども可能です。メニュー・エントリを編集するには、 ディスクナビゲータメニューから"オプション"を選びます。または、Kパネルメニューから"パネル -> 設定"を選び、"ディスクナビゲータ"タブを選びます。
この時点で、"個人用設定を編集..." または "共用設定を編集..." ボタンをクリックして、ユーザ個人用エントリまたは共用エントリ(全ユーザが共用する)をそれぞれ編集します。なお共用エントリを変更するには、ルートとしてログオンしなければなりません。
その後、KFMウィンドウが開き、編集中のディスクナビゲータセクションのエントリ(共用/個人用)が表示されます。たとえば、/opt/kde を指す新しいエントリを追加したい場合は、次のようにします。
ファイル - 新規作成 - インターネットアドレス(URL) の順に選ぶ: KFMウィンドウ内に"URL"という名前の新しいアイコンが表示されるはずです。
マウスの右ボタンで新しいアイコンをクリックし、"プロパティ"を選びます
ファイル名を"KDE.kdelnk"に変更します。"KDE"が、ディスクナビゲータ メニュー内のエントリの名前になります(.kdelnkサフィックスは無視されます)。
"URL"タブを選び、URL入力ボックスに/opt/kdeを入力します
オプションとして、アイコンも変更できます。これは、ディスクナビゲータメニューに表示されるアイコンです。
KFMウィンドウを閉じ、ディスクナビゲータの設定ウィンドウの"確認"をクリックします。すると、Kパネルが再起動されるはずです。再起動の後、ディスクナビゲータメニューに新しいエントリが表示されます。
URLファイルの代わりに、シンボリック・リンクを使ってもかまいません。ただし、シンボリック・リンクの使用には、欠点があるため、お薦めできません。「機能とチップ」の節をお読みください。
ディスクナビゲータメニューからエントリを削除するには、エントリの編集に使用したKFMウィンドウから対応するURLを取り除くだけです。
なお、このウィンドウ内には、共通するエントリをグループ化するためのフォルダも作成できます。たとえば、分散ファイルシステムのマウント・ポイント(NFS、SAMBA、その他)を指すエントリが入った"Network"フォルダを作成できます