Kデスクトップ環境

章 4. アポイントメントエディタウィンドウ

アポイントメントエディタウィンドウは、新しいアポイントメントを追加したり、すでにあるアポイントメントを編集するための詳細なインタフェースです。このウィンドウを使わなければ、アポイントメントの内容を変更することしかできません(時間があればアポイントメントの時間と日付も変更できるようにしたいと思っているのですが)。このウィンドウを使えばすばやく編集が行えると同時に、もっと複雑な事柄、たとえばそのアポイントメントがどのくらいの頻度で繰り返されるか、アラームを設定するかどうか、設定するとすればいつに設定すればいいか、どのカテゴリに入れるか、などを変更するにもこのウィンドウを使う必要があります。

アポイントメントエディタウィンドウにはタブが3つあります。全般タブには時間、日付、内容、プライバシー情報、カテゴリなどアポイントメントに関するごく一般的な項目があります。詳細タブにはより高度な情報、特にグループのスケジュール管理に関する情報が含まれています。残念ながら、これらの機能のほとんどをまだ完成させていませんので、本書では詳細タブについては(この部分のコードが完成するまで)ふれません。最後のタブは繰り返しタブです。このタブではイベントがある期間内にどのくらいの頻度で繰り返されるのかを設定します。

アポイントメントへの変更を保存するには、ツールバーにあるディスク(「保存」を表します)のボタンをクリックします。変更をキャンセルするには、ウィンドウを閉じるか、ツールバーにあるキャンセルボタンをクリックします。

4.1. 全般タブ

要約

イベントまたはアポイントメントの簡単な説明です。

開始時間および終了時間

ここにアポイントメントの開始時間と終了時間を設定します。日付の隣にある小さなカレンダーのアイコンをクリックしてインタラクティブデートセレクタを表示させるか、日付を表示と同じ形式でタイプ入力します。時間を変更するには直接タイプ入力するか、コンボボックスのプルダウンリストから時間を選択します。また、上向きおよび下向きの矢印を使って15分単位で時間を設定することもできます。

終日イベント

この日にアポイントメントがあることを忘れないようにするための普通のメモとするために、あえてアポイントメントに時間を関連づけたくない場合はこのチェックボックスをクリックします。

繰り返しのイベント

このチェックボックスをクリックすると、繰り返しタブが使えるようになり、アポイントメントの頻度を設定できます。デフォルトではチェックの付いていない状態で、アポイントメントは1度しか出てきません。繰り返しタブを参照してください。

アポイントメントの通知

このチェックボックスをクリックすると、アポイントメントがあることを知らせる表示、またはアラームを設定できます。アポイントメントまでの「残り時間」の分数をチェックボックスの隣にあるテキストボックスにタイプ入力します。残念ながら今のところ、アラームが鳴るとけたたましい音が出たりプログラムを動作させるため、WAVボタンとPROGボタンを使用することはできません。

時間表示形式

このコンボボックスを使うと、アポイントメントの時間を「空き時間」または「予定あり」のいずれかで他の人に示すことができます。Korganizerのグループスケジュール機能が完成すれば、これはもっと有効な機能になります。

内容

アラーム情報の下にある大きなテキスト領域にはアポイントメントの内容を書き込むことができます。航空便の情報をカットアンドペーストしたり、会議の詳細や、自宅に持ち帰る仕事のメモなど1行では書ききれない内容を何でも書き入れることができます。

カテゴリ

このボタンを押すとカテゴリのダイアログボックスが表示され、どこにアポイントメントを入れるかを選択できます。イベントをカテゴリ別にソートしたり、特定のカテゴリのイベントだけを表示させることもできますが、この機能はまだ完成していません。今は個人的なメモやアポイントメントやイベントがどんな種類のものであるかを記しておくために使ってください。

プライベート

アポイントメントがプライベートのものや他人に知られたくないものの場合には、このテキストボックスをクリックしておくといいでしょう。グループスケジュール機能が完成すれば、「公の」イベントだけが他の人に見え、プライベートなイベントは見えなくなります。